著者:東野圭吾
~親友の恋人を手に入れるために、俺はいったい何をしたのだろうか。
「本当の過去」を取り戻すため、「記憶」と「真実」のはざまを辿る崇史。
錯綜する世界の向こうに潜む闇、一つの疑問が、さらなる謎を生む。
精緻な伏線、意表をつく展開、ついに解き明かされる驚愕の真実とは!
しばらくなりを潜めていた本の虫。
なにも、湿気の多いこんな季節にうずかなくて良いものを(笑)
私にとって、東野作品3冊目。
パラレルワールド=仮想現実。
「現在のリアリティ工学は、あくまでも人間の感覚器官を経由して現実感を与えるというシステムになっている。俺たちがやろうとしているのは、そうじゃなくて、直接神経に働きかけて、現実感を作り出そうということなんだ」
な~んて調子で話が進んでいくので、頭の中がたまに???になる(笑)
そんなときは、ちょっぴり戻ってもう一度読んだりして(^▽^ゞ
ミステリーなんだけど、なんだか切ない感じ。
一気に読んでしまったけど、涼しくなったらもう一度読んでみたい。